はじめに
私たちゴールドクリニックは「自分の人生を自分でコントロールする」ことが望ましいと考えています。
そのうえで、EDで悩んでいる方はED薬を使うことがもっとも有効です。
ただし、薬以外にもEDに対してできることはあります。
ここではEDの予防そしてEDのセルフケアとして、薬以外でできることを紹介していきます。
EDの原因
EDの予防を理解するために簡単にEDの原因についてみてみましょう。
そもそも勃起とは、陰茎の海綿体が大きくなることで起きます。
海綿体が大きくなるのは海綿体に十分な量の血液が流れることで起きます。
逆に、ED=勃起不全とは、陰茎への血流低下によって起こります。
陰茎への血流が低下する主な原因は陰茎の血管が弱っていることです。
そして、陰茎の血管も全身の血管の一部なので、陰茎の血管が弱る = 全身の血管が弱るといえます。
そのため、全身の血管の状態を良くすることがEDの改善に繋がります。
EDのセルフケア
このことを踏まえてEDのためにご自身でできる有効なことは
- 運動
- 減量
- 禁煙
意外なほど普通です。
それもそのはずで、EDは血管の影響を大きく受けるため、身体の血管に良いとされることはEDにも良い影響を与えられるのです。
具体的にどのようなことに気をつければ良いのか、みていきましょう。
運動
運動すればするほど、EDのリスクを低下させることができます。
具体的には
1週間の間に合計2時間半のランニングをした場合、EDのリスクが30%低下します。
もちろん、これ以上運動すればよりEDのリスクを下げられます。
ここまで運動できない場合でも、少しでも運動をすれば効果はあります。
また、薬を飲み始めた後でも運動をしていた方が薬の効き目も良くなりますので、運動は非常に効果的です。
減量
肥満がEDの原因になるのと反対に、体重を落とすことでEDを改善することができます。
食事の仕方としては様々ありますが、実際には食べる量を減らせばどんなものでも構いません。
ご飯やパンなどの主食を減らす低炭水化物(低糖質)食も、肉・乳製品などを減らす低脂肪食でも同様にEDへ効果があります。
そのため、食事の内容以外に、タイミング(夜食をしない)、ゆっくり食べるなどといった体重を減らすための食べ方を心がけると良いでしょう。
また、運動は先ほどご説明したように運動自体にも効果がありますし、運動による減量でも効果があるので一押しです。
禁煙
喫煙は血管にダメージを与える一番の原因です。
ED薬を使っている場合で、禁煙した人は禁煙しなかった人と比べて2倍の効果がありました。
今は禁煙治療を行っている病院も少なくありません。
これを機に禁煙をはじめてみましょう。
EDのサプリ・食事
できるだけ楽をしたいというのが人情です。
大変な運動や減量、禁煙よりも、少しの工夫でEDが改善するなら、それをしたいと思うでしょう。
断言しますが、運動・減量・禁煙に勝るサプリや食事はありません。
サプリや食事については、 様々な成分が研究され「男性ホルモンに似た作用がある」「ED薬と似た作用がある」といったものもあります。
医学的な有効性でいうと
ED薬 > 運動・減量・禁煙 >>> サプリ
となっています。
サプリも「効かない」とは言いませんが、「効くかもしれない」というところです。
まとめ
ここまでで、今すぐにでもご自宅で始められることをご紹介してきました。これらはすべて、EDのためだけでなく、身体全体の健康にかかわることなので、是非出来ることからはじめてみましょう。