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ED薬(バイアグラ)のはじめ方

ED薬を使えない方

はじめに

ED治療薬を使っていくうえで大切なことは、安全に使用することです。
ED治療薬は処方薬であり、処方可能かどうかは医師の判断になります。
ここでは、どのような方がED治療薬を処方できないか、使用できないかをご説明します。


ED治療薬を使えない方

ED治療薬は現在、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類あります。
いずれも主成分はPDE5阻害薬というもので共通しています。
PDE5阻害薬の作用は}}陰茎への血流を促進することで勃起を促すという点で同じです。
一方で、
使えない方も共通している点が多い**です。

ED治療薬を「使えない」ということについてもう少し詳しくみてみましょう。

  • ED治療薬を全く使えない方
  • ED治療薬の種類に制限のある方
  • ED治療薬はどれでも使える方

より正確にはこの3つに分かれます。


ED治療薬はどれでも使える方

結論をいうと

  • 心臓・肝臓・腎臓・網膜色素変性症の異常を指摘されたことのない方はどのED薬でも使用可能です

これまで健康診断で何も指摘されたことがない方、かつ65歳未満の方はED薬はどれでも使えます。


ED治療薬を全く使えない方

まずは少し読みにくいですが、正確に知るために製薬会社から公式に発表されている禁忌を見てみましょう。
(順番などはみやすいように変更しています)

  • 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者
  • 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者
  • 重度の肝機能障害のある患者
  • 低血圧の患者(血圧<90/50mmHg)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧>170mmHg又は安静時拡張期血圧>100mmHg)
  • 脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者
  • 心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある患者
  • 網膜色素変性症患者[網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼの遺伝的障害を持つ症例が少数認められる。]
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中の患者

これを、もう少し分かりやすく言い換えると

  • 狭心症や心筋梗塞などの持病があり硝酸薬を飲んでいる方
  • 心臓が弱っていてSEXの運動量に耐えられない方
  • 肝酵素(AST,ALT)が200を超えるような方
  • 低血圧(<90/50mmHg)や高血圧(>170/100)
  • 6ヶ月以内に脳卒中を起こした方
  • 3ヶ月以内に心筋梗塞を起こした方
  • 網膜色素変性症の方
  • リオシグアトを内服中の方

これらの方は残念ながらED治療薬を使用できません。

それでも、どうしてもED治療を行いたいという方には2つの選択肢があります。


ED治療薬を使えない方がED治療薬を方法

やはりED治療薬を使いたいという場合には、ED治療薬を使えるよう体を調整するということです。
どういうことかと言うと

  • 狭心症や心筋梗塞などの持病があり硝酸薬を飲んでいる方

-> 硝酸薬を処方した医師と相談して硝酸薬を中止する

  • 肝酵素(AST,ALT)が200を超えるような方

-> 生活習慣(体重の減量や飲酒の減量)を改善して肝機能を改善させる

  • 低血圧(<90/50mmHg)や高血圧(>170/100)

-> 高血圧の場合、生活習慣の改善(食事の減塩)や内科にて降圧剤の処方を

  • 6ヶ月以内に脳卒中を起こした方
  • 3ヶ月以内に心筋梗塞を起こした方

-> 体が落ち着いてからED薬を使用する

といったことが挙げられます。

硝酸薬(ニトログリセリンなど)を内服しているためにED治療薬を使えない方は世界的に多いです。
しかし、その多くが硝酸薬を処方している担当医と相談することで硝酸薬を中止できたという研究もあります。

ED治療薬をどうしても使いたい方は一度改善できる点がないか確認してみましょう。


ED治療薬の種類に制限のある方

ED治療薬は多くの点で3種類とも共通していますが、薬によって使えない方にやや違いがあります。
おおまかな考え方としてはバイアグラを基本とすると、シアリスが使いやすくレビトラが使いにくいです。
(ジェネリックについても同様です。
バイアグラ=シルデナフィル
レビトラ=バルデナフィル
シアリス=タダラフィル)

次のどれかにあてはまる方は、使える薬には制限がありますので気をつけてください。

  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)を内服中の方
  • キニジンなどアミオダロン以外の抗不整脈薬を内服中の方
  • 心筋梗塞後3~6ヶ月の方
  • CYP3A4阻害薬内服中
  • 不安定狭心症のある患者又は性交中に狭心症を発現したことのある患者

それぞれ使える薬としては


シアリスのみ可能

  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)を投与中の患者
  • 心筋梗塞後3~6ヶ月の方(6ヶ月以降はいずれも可能)

バイアグラ、シアリスが可能

  • CYP3A4阻害薬内服中
  • QT延長症候群や複数の抗不整脈薬
  • 透析中の方

バイアグラ、レビトラが可能

  • 不安定狭心症のある患者又は性交中に狭心症を発現したことのある患者

となっています。


ED治療薬はどれでも使えるけれど注意が必要な方

ED治療薬を使う際に考える点は

  • 薬の種類
  • 薬の量

の2点です。
ここまでは薬の種類についてみてきました。
ただし、すべての種類を使えても薬の量に制限がある場合があります。

  • 肝臓に障害のある方
  • 腎臓に障害のある方
  • 高齢者(65才以上)の方

これらに当てはまる方は、薬の量に注意が必要です。


まとめ

ED薬を処方できない方も原因によっては改善できることがあります。
ご自身の体がED薬とどのような相性か把握して、上手に付き合っていきましょう
また、ご自身で判断が難しい場合もあるでしょうが、どんな方でも医師が問診にて判断しますので、気になる場合は受診時にお尋ねください。

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