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バイアグラの気になること

バイアグラと相性の悪いグレープフルーツ

はじめに

いざバイアグラを使う際に、覚えておきたい基本事項は次の3つです。

  1. 食事前に内服する
  2. 性行為の1時間以上前に内服する
  3. 内服後、効果は約5時間持続する

では「バイアグラを内服する際の飲み物」についてはどうでしょうか。
結論を先に言いますと、**「グレープフルーツジュース」は避ける必要があります。
当記事では、飲み合わせの点で注意が必要な飲み物とその理由について、具体的にご説明します。


バイアグラで注意が必要な飲み方

ではなぜ、バイアグラを飲む際に、注意が必要な飲み物はグレープフルーツジュースなのでしょうか。
結論としては、グレープフルーツジュース中に含まれているフラノクマリンによって、バイアグラの作用が強まり結果として副作用が生じるリスクが高まるからです。

通常ではバイアグラを服用後、CYP3A4という酵素の働きにより、バイアグラは体内で分解されます。
ですが、このCYP3A4という酵素は、フラノクマリンによって阻害されてしまいます。
そのため、グレープフルーツジュースによってCYP3A4が阻害されると、体内でのバイアグラの分解が正常に行われず、体内に残るバイアグラの濃度が上昇してしまうのです。

一見「体内のバイアグラが濃くなる」と聞くと、良い状態にも思えます。 ですが、これはバイアグラの服用後の正確な動きが予想できない上に、副作用が強くなってしまうリスクも高くなるため、グレープフルーツジュースと合わせて服用することは避けなければなりません。

また、バイアグラの服用後すぐにお酒を飲む方も多いでしょう。 結論としては、バイアグラはお酒と合わせて飲んでも、薬としての影響はありません
補足として、バイアグラと牛乳との飲み合わせについても、基本的に問題はありません。


グレープフルーツに似たもの

では、グレープフルーツ以外にも、フラノクマリン類を含むものはあるのでしょうか。
結論としては、「ザボン(ブンタン)」「ハッサク」「スイーティ(オロブランコ)」が挙げられます。
ハッサクなどは馴染みがある方もいるでしょうが、他の柑橘類に比べるとあまりメジャーではありません。

逆に、同じ柑橘系でも、温州ミカン、オレンジ、 伊予柑、レモンなどはフラノクマリン類を含まないため、バイアグラと共に飲んだ(食べた)としても問題はありません。


バイアグラの飲むタイミング

バイアグラの飲み合わせについて知った上で、「バイアグラを内服するタイミング」についてはどうでしょうか。
バイアグラを飲むタイミングとしては、一般的には「食前に飲むのがおすすめ」です。そして「バイアグラを飲んでから1-2時間は食事を避ける」というのも意識しておきたい点です。
また、効果としては内服後から1時間ほどで効果が表れ、効果は5時間ほど持続するため、性行為の2-3時間前に飲んでも問題ありません。


まとめ

今回はバイアグラの飲み方について、飲み合わせの点で注意が必要な飲み物を含め、基本事項をご説明しました。 まとめますと以下の通りです。

【バイアグラを内服する際に覚えておきたい基本事項】

  • 食事前に内服する
  • 性行為の1時間以上前に内服する
  • 内服後、効果は約5時間持続する

【バイアグラとの飲み合わせの点で注意が必要な飲み物】

  • グレープフルーツジュース
  • ザボン、ハッサク、スイーティ

基本事項や注意点を理解し、バイアグラを上手に活用しましょう。

【参考文献】
産業保健と看護 12(2): 157-159, 2020